にんにくが長持ちする保存方法は?常温・冷蔵・冷凍の方法から料理のレシピまで解説

にんにくの保存には常温や冷蔵、冷凍といった方法があります。用途に合った方法で保存することで、適切に鮮度を保てたり、調理時に便利に使用したりすることが可能です。
本記事では、次のような方に向けてにんにくの適切な保存方法について解説します。
- にんにくの保存方法とそれぞれの特徴を知りたい
- にんにくを保存する具体的な方法や注意点を知りたい
- にんにくを消費するためのレシピや傷みを見分ける方法を知りたい
株式会社gellaでは、良質な国産にんにくである「あきたしらかみにんにく」を栽培しています。良質なにんにくも保存方法によっては、傷みやすくなってしまうことも。本記事では、用途に応じた適切な保存方法や消費レシピについて解説します。
記事のポイントは次の通りです。
【本記事のポイント】
- にんにくの常温保存はネットなどに入れて湿気に気を付ける
- 常温では2週間程度保存できる
- にんにくの冷蔵保存はペーパータオルでくるんでチルド室がベスト
- 冷蔵では1~2ヶ月程度保存できる
- にんにくは冷凍保存が可能で長くて6ヶ月ほど保存できる
それではにんにくの保存方法について詳しく見ていきましょう。
【目次】
- にんにくを丸ごと保存する場合は常温か冷蔵
- にんにくを小分けやカットして保存する場合は冷蔵か冷凍
- にんにくの正しい保存環境とは?
- にんにくを調味料に加工して長持ちさせる方法もある
- 冷凍にんにくもそのまま使える!風味を楽しめるおすすめレシピ
- にんにくの保存方法についてよくある質問
- 適切な保存方法でにんにくを長持ちさせよう
\訳ありにんにくがコスパ最強!冷凍でも旨味は一級品/

にんにくを丸ごと保存する場合は常温か冷蔵

にんにくを球ごと保存する場合は、常温や冷蔵での保存が可能です。ここでは、常温や冷蔵でにんにくを丸ごと保存する具体的な方法についてまとめました。ポイントをおさえて常温保存や冷蔵保存することで、長くおいしさを保てます。
【常温】にんにくを丸ごと保存する方法
にんにくは常温でおよそ2週間程度の保存が可能です。
にんにくを常温で保存する際のポイントは次の通り。
- ネットなど風通しのよいものに入れる
- 日が当たらず湿気の少ない場所で保管
- 夏の時期は傷みやすいため冷蔵や冷凍がおすすめ

常温保存する際は、カビが生えないようにすることが重要です。ネットやざるなど風通しのよいものに入れることで、湿気がたまることを防げます。直射日光はにんにくを傷めやすくするため、避けて保管しましょう。
【冷蔵】にんにくを丸ごと保存する方法
にんにくは丸ごと冷蔵庫での保存が可能です。常温保存は季節によって保存期間が変わってきますが、冷蔵保存をすれば常に一定の状態をキープできます。保存のポイントや保存期間をおさえて適切に保存しましょう。
ちなみに、冷蔵保存する際は「チルド室」で保存すると、にんにくの傷みを遅らせられます。
にんにくを丸ごと冷蔵保存する方法は次の通りです。
- 外側の皮をむき、薄皮を残す
- ペーパータオルや新聞紙で包む
- 密閉袋に入れて冷蔵庫で保存



にんにくを丸ごと冷蔵保存する場合は外側の皮をむき、ペーパータオルや新聞紙で包んで密閉袋に入れて保存しましょう。ペーパータオルや新聞紙が乾燥を防ぎつつ、適度に湿気を吸収してくれます。外側の皮をむくことで、カビの発生を抑制でき、およそ1~2ヶ月程度の保存が可能です。
にんにくを小分けやカットして保存する場合は冷蔵か冷凍

にんにくを小分けやカットして保存する場合は、冷蔵か冷凍での保存がおすすめです。軸からりん片を取ったり、カットしたりすると球の状態よりも傷みやすくなります。ここで解説するコツをおさえて、冷蔵や冷凍で上手ににんにくを保存しましょう。
【冷蔵】にんにくを小分けにして保存する方法
軸から一片ずつ取って保存することも可能です。
- 外側の皮をむき、薄皮を残す
- 軸から鱗片を取る
- 一片ずつラップで包んで密閉袋に入れて保存



一片ずつ保存すると、使うときの手間が省けます。チルド室で保存することで1~2ヶ月程度保存が可能ですが、軸から取ると若干傷むのが早くなることも覚えておきましょう。
【冷蔵】にんにくをカット・すりおろして保存する方法
カットやすりおろしをしてから冷蔵保存する方法です。
- にんにくを薄切り、みじん切り、すりおろしにします
- 1回分ずつに小分けにしてラップで包む
- 密閉袋に入れて冷蔵保存



あらかじめ切っておくことで、料理の際にすぐに使えて便利です。ただ、保存期間は1週間程度と短くなるため、保存後はなるべく早く使いましょう。
一部使用して残った際も、カット面にラップを密着させて密閉袋に入れて保存できます。

【冷凍】にんにくを小分けにして保存する方法
一片ずつ冷凍保存する手順は次の通りです。
- 軸から一片ずつ取って皮をすべてむく
- 密閉袋に入れて冷凍庫で保存する
皮をむいた状態でも2~3ヶ月程度は保存できるため、調理時に便利でしょう。皮を付けたままでも冷凍保存でき、その場合は6ヶ月ほど保存可能です。
【冷凍】にんにくをカット・すりおろして保存する方法
冷凍保存はカットやすりおろしをしたにんにくでも、1~2ヶ月程度の長期保存ができます。
- カットやすりおろしをする
- 一回分ごとにラップでくるむ(密閉袋に入れた後に分けてもOK)
- 密閉袋に入れて冷凍庫で保存
カットやすりおろしの後に冷凍保存をすると、使用時はそのまま使えてとても便利です。
薄く広げた状態で冷凍することで、必要な分だけパキッと割って使えます。
100円ショップで売っているチョコレートの型にはめて凍らせると、ちょうどいいサイズで使えますよ。

やや香りが飛びやすいデメリットはありますが、市販のチューブにんにくよりは十分美味しく食べられるでしょう。
冷凍保存したにんにくの皮のむき方と解凍方法
にんにくを冷凍保存してもカチカチに凍るわけではないので、根元部分を切り落として簡単に皮をむけます。水に1分ほど浸しておくと、皮がさらにむけやすくなります。
冷凍したにんにくの解凍方法は、自然解凍で大丈夫です。冷蔵庫や常温でゆっくり自然解凍することで、タレやソースづくりなどに活用できます。炒め物や煮込み料理に使用する際は、解凍せずにそのまま使用しましょう。
冷凍したにんにくは解凍すると水分が出て、風味や食感が若干変わる可能性があります。冷凍にんにくは、生食より加熱調理への活用がおすすめです。
にんにくの正しい保存環境とは?

にんにくは温度や湿度によって保存状態が変化します。ここでは、にんにくを保存する際に適した環境についてまとめました。保存に適した環境になるべく近づけることで、鮮度を保っておいしさをよりキープしやすくなります。
にんにくの保存に適した温度と湿度
にんにくの保存に適した温度と湿度は次の通りです。
保存方法 | 温度 | 湿度 | ポイント |
常温 | 15~20℃ | 60%~70%程度 | 風通しがよく、直射日光を避けられる冷暗所で保存 |
冷蔵 | ‐2~0℃ | 70%程度 | 冷蔵庫のチルド室がベスト |
冷凍 | -18℃以下 | 管理不用 | ラップに包んで密閉容器に入れると鮮度を保ちやすい |
にんにくを常温で保存する場合、およそ15~20℃が適切で、休眠が長く続く温度帯とされています。15℃より低いと発芽や発根が進みやすくなり、高温になると乾燥や傷み品質が落ちてしまうのです。湿度は60%程度が適切。70%を超える高い湿度では、にんにくにカビが生えやすくなります。風通しがよく、直射日光を避けた冷暗所で保存することがポイントです。
にんにくを冷蔵保存する場合は、-2℃程度が理想的な温度です。冷蔵庫のチルド室に入れておくことで、より鮮度を保って冷蔵保存できます。湿度は70%程度が適していますが、チルド室や野菜室に入れていればそこまで気にする必要はないでしょう。
冷凍保存の場合は温度や湿度の管理は不要ですが、ラップで包むなどして密閉することで鮮度を保ちやすくなります。
にんにくを保存する際の容器や袋の選び方
にんにくを常温保存する際は、湿気を防ぐために通気性のある袋や容器がおすすめです。たとえば、次のようなものがあります。
- メッシュ袋
- 穴あきのポリ袋
- ボードン袋
- 網目状など通気性のある容器
また、冷蔵保存や冷凍保存をする場合は、密閉性の高い容器を選ぶことで乾燥や湿気からにんにくを守ることが可能です。
- 密閉保存袋(ジッパータイプ)
- プラスチック製密閉容器(シリコンパッキン付きなど)
- 耐熱ガラス製容器(シリコンパッキン付、4点ロック式など)
密閉容器はにんにくの強い香りがほかの食品に移るのを防ぎます。空気中の雑菌やホコリが入るのを防ぎ、衛生的な保存環境を保つことも可能です。酸化を遅らせたり、みじん切りやすりおろしの液漏れを防いだりする効果もあります。保存方法に合わせて、密閉容器を選びましょう。
にんにくを調味料に加工して長持ちさせる方法もある

上記で解説したほかに、「瓶詰め」にして長期保存する方法もあります。
ここでは、下記の加工方法についてまとめました。
瓶詰めや加工した場合も、常温より冷蔵保存で長期保存が可能です。
生とは違った活用方法で料理に役立てられるので、ぜひ参考にしてください。
にんにくの醤油漬け

【用意する物】
- 皮をむいたにんにく
- 醤油(にんにく2片に対して1カップ)
- みりん(にんにく2片に対して大さじ4)
上記を鍋に入れて人にだちさせ、粗熱をとったら完成です。
消毒した瓶に移して、冷蔵庫に入れておくとおよそ1年は保存が可能。
にんにくは刻むなどして料理に使用できるほか、風味の移った醤油は調味料として活躍します。
にんにくのオリーブオイル漬け

【用意する物】
- 皮をむいたにんにく(一片まるごとorみじんギリ)
- オリーブオイル(にんにく1/2個に対して60ml程度)
- 唐辛子(なくてもOK)
生のにんにくとオリーブオイルを清潔な瓶に入れて密閉すると完成。オリーブオイルで軽く煮てから瓶に移す方法もあります。冷蔵庫に入れておくと、オイルの酸化を遅らせて1ヶ月程度保存が可能です。
オイル漬けは、生ニンニクよりまろやかになるため、苦手な方も食べやすいでしょう。オリーブオイルににんにくの風味が移るため、パスタソースやドレッシングなどに活用できて便利です。
唐辛子を入れると辛みをプラスできるほか、長持ちさせる効果もあります。
ペーストやみじん切りの瓶詰め

【用意する物】
- 皮を抜いたにんにく
- にんにくの3~4割程度のオリーブオイル
- 塩少々
上記をフードプロセッサーなどで混ぜる、もしくはにんにくをみじん切りにしてオリーブオイルと塩と混ぜて完成です。
消毒をした清潔な瓶に入れておけば、2週間程度保存できます。
にんにく味噌
【用意する物】
- にんにく…1房
- 唐辛子…1本
- 砂糖…45g
- みりん…大さじ2
- 酒…大さじ2
- 麦みそ…150g
【作り方】
- にんにくを房のままラップに包んで、耐熱皿にのせ500Wで1分加熱
- 冷ましてから皮をむく
- にんにくと唐辛子を細かく刻む
- ほかの材料とよく混ぜる
- フライパンに入れて弱火で5分ほど煮詰めたら完成
味噌には塩分が豊富に含まれ、防腐効果があります。にんにくが傷みづらくなり、冷蔵保存で数週間から半年程度の保存が可能です。加熱処理で雑菌が減少するため、安全性も高まります。保存には煮沸した密閉容器を使うと、より保存期間を長くできます。
にんにく卵黄
【用意する物】
- にんにく…600g
- 卵黄…6個分
【作り方】
- にんにくの皮をむいて固い部分を切り落とす
- 蒸し器(鍋で過熱もOK)でやわらかくなるまで過熱
- 粗熱がとれたら卵黄を入れ、弱火~中火で過熱しながらもっちりするまで混ぜる
- 大皿にラップをしき、混ぜたにんにくをのせ、さらに上からラップをする
- できるだけ薄くのばし、上のラップをとって半乾きまで乾燥させる
- 小麦を手に付けながら丸め、乾燥するまで日陰干しして完成
にんにく卵黄は、にんにくと卵黄を合わせて乾燥させた食品です。乾燥させて水分を抜いているため、およそ1年ほどの長期保存が可能に。疲労回復や免疫力の向上などが期待できる、健康食品としても知られています。
にんにくの塩麹漬け
【用意する物】
- にんにく…1房
- 塩麹…大さじ2
- かつおぶし…1パック
- オリーブオイル…大さじ2
【作り方】
- にんにくの皮をむき、塩麹とかつおぶしをまぶして軽くもみ込む
- 耐熱容器に入れ、蓋をせずに電子レンジで1分程度加熱
- 粗熱がとれたら密閉容器に入れ、冷蔵庫で3~4日寝かせて完成
塩麹は発酵食品であり、防腐効果が期待できます。みじん切りやすりおろしにしたにんにくでも調理可能です。冷蔵保存で2~3週間程度保存できます。料理にそのまま調味料として使用できるため、調理の手間を省けるメリットもあります。
ガーリックパウダー
【用意するもの】
- にんにく…お好みの量
【作り方】
- にんにくを1.5㎜程度にスライスする
- オーブンシートに広げ60~100℃で乾燥(100℃で40分ほど)
- オーブンから出してカリッとするまで置く
- ミルで粉末状にして完成
にんにくを乾燥させて粉末状にすることで、水分がほとんどなくなるため、腐敗やカビを防げる加工方法です。1~2年程度保存できます。密閉容器に保存したり、乾燥剤を同封することでさらに保存性を高めることが可能です。調味料として手軽に料理の風味づけに使えます。
\訳ありにんにくがコスパ最強!冷凍でも旨味は一級品/

冷凍にんにくもそのまま使える!風味を楽しめるおすすめレシピ

ここではあきたしらかみにんにくのおいしさが味わえるおすすめのレシピについて解説します。あきたしらかみにんにく本来のおいしさを感じられるシンプルな料理をチョイスしました。ここまで紹介した保存方法で適切に保管して、ぜひおいしく召し上がってくださいね。
にんにくの香りと食感を楽しめる!アスパラと鮭のペペロンチーノ

【材料(2人前)】
- パスタ 2束
- 細アスパラ 8本
- しめじ 1パック
- 玉ねぎ 1/2個
- 鮭フレーク お好み
- あきたしらかみにんにく 2かけ
- オリーブオイル 大さじ2
- 醤油 大さじ1 ●
- 顆粒コンソメ 小さじ1 ,●
- 塩こしょう 少々 ●
- ブラックペッパー 少々
【作り方】
- お湯を沸かしてパスタを茹でる
- アスパラを斜め切り、玉ねぎを薄切りにする。しめじは石づきを取り、手でほぐす
- にんにくはスライスにする
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、香りが立つまで中火で炒める
- 玉ねぎ、しめじを入れ、しんなりしてきたらアスパラと鮭フレークを入れさっと炒め、●で味付け
- 茹でたパスタとゆで汁(おたま1杯)をフライパンに入れて絡める
- 盛り付けてブラックペッパーをかけて完成
あきたしらかみにんにくを使ったペペロンチーノです。海外産のにんにくよりも香りが高く、にんにくのおいしさを存分に味わえます。アスパラと鮭を使いましたが、お好みの材料で作ってみてもおいしいでしょう。
あつあつがおいしい!厚揚げのにんにくソースがけ

【材料(2人前)】
- 厚揚げ 1枚
- ごま油 小さじ1/2
- あきたしらかみにんにく 1かけ
- みりん 大さじ1.5
- 醤油 大さじ1.5
- 酒 大さじ1.5
- こしょう 少々
- 万能ネギ お好み
- チーズ お好み
【作り方】
- にんにくはすりおろし、みりん、醤油、酒、こしょうを混ぜておく
- 厚揚げをサイコロ状に切り、ごま油をひいたフライパンで両面をこんがり焼く
- 1のタレをフライパンに回し入れ、厚揚げと絡める
- 耐熱皿に取り出し、チーズをかけてトースターで3分程度焼く
- 万能ネギをのせたら完成
厚揚げをサイコロ状にカットして、あきたしらかみにんにくを使ったにんにくソースをかけて焼いたものです。厚揚げがシンプルだからこそ、にんにくのおいしさが際立ちます。手軽に作れて、おつまみにもぴったりな一品です。
にんにく香る!ガーリックライス

【材料(2人前)】
- ごはん 400g
- オリーブオイル 小さじ1
- バター 10g
- 醤油 小さじ 1.5
- コンソメ 少々
- ブラックペッパー 少々
【作り方】
- にんにくはみじん切りにして、オリーブオイルと一緒に中火で炒める
- にんにくがこんがり茶色になったら弱火にして、バターと醤油を入れて溶かす
- ご飯を入れ炒め、コンソメやこしょうで味を整えたら完成
あきたしらかみにんにくをふんだんに使ったガーリックライスです。具はにんにくのみで、味付けもシンプルなぶん、あきたしらかみにんにくの香りと甘みが広がっておいしいです。今回は別で豚肉を添えました。にんにくと豚肉は相性がよく、アリシンとビタミンB1を効率よく摂取できます。
\訳ありにんにくがコスパ最強!冷凍でも旨味は一級品/

にんにくの保存方法についてよくある質問

にんにくが大量に手に入った際に、適切な方法で保存するとより長くおいしさを楽しめます。ここでは、にんにくの保存方法についてよくある質問をまとめました。保存についての不安や疑問を解消して、にんにくを適切に保存しましょう。
にんにく保存中のカビや腐りはどうする?
にんにくの保存中にカビや腐りが発生したことはないでしょうか。
カビや腐りが発生する原因として、
- 温度や湿度が高い場所で保存していた
- 風通しが悪い状態で保存していた
- 収穫後の感想が不十分
- 直射日光が当たる場所で保管していた
といったことがあります。
カビが生えたにんにくは食べないようにしましょう。
カビを取り除けたように見えても、目に見えないカビが付着していたり、鱗片内部に広がったりしている可能性があります。中には強い毒性をもつカビもあるため、食べずに処分する方が賢明でしょう。
また、保存方法や保存期間によってはにんにくが腐ってしまう場合があります。腐ったにんにくは、次のような状態になります。
- 皮が茶色や黒に変色している
- 身が柔らかくなったり、溶けたりしている
- 湿りやぬめりがある
- 異臭がする
腐敗の進みがわずかであれば、一部分を取り除いて使用することも考えられますが、基本的には処分した方が安全です。適切に保存する、早めに使い切るなどしてカビや腐りを防ぎましょう。
また、腐るとき以外にもにんにくが変色する場合があります。問題なく食べられる場合もあるため、見極めが必要です。にんにくの変色について詳しく書いた記事も、あわせてどうぞ。
にんにくのカビや腐りの対処法について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
にんにくの保存中に出た芽や根は食べられる?
にんにくを丸ごとまたは一片ごとに保存していると、芽や根が生えてきます。


にんにくの芽や根が出た場合、処分するか迷う方もいると思います。結論から言うと、にんにくの芽や根には毒性がなく、食べても問題ありません。
芽に栄養素をとられ、香りや味が若干落ちてしまうものの、鱗片自体も普通に食べられます。芽や「芽は調理すると若干苦みが出る」「根は筋張って食感が悪い」といったこともあるので、気になる方は取り除いてから調理しましょう。
茎は鱗片を半分に切ってつまようじなどで取り除けます。根は包丁で切り落とせばOKです。


にんにくの芽についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。
にんにくは冷蔵保存と冷凍保存のどちらがおすすめ?
冷蔵保存と冷凍保存では、保存期間や用途によって異なります。次のようなポイントで保存方法を選ぶとよいでしょう。
保存方法 | 保存期間 | 特徴 |
冷蔵保存 | 1~2ヶ月 | すぐに使う場合や、生のにんにくをそのまま使いたいときに適している |
冷凍保存 | 6ヶ月程度 | 長期間保存が可能で大量購入した場合や、頻繁に使わない場合におすすめ |
購入した量や用途によって、どちらの保存方法にするか選びましょう。
にんにくの保存中に特に注意すべき点は?
にんにくの保存中に注意すべき点は、次のようなものです。
- 常温保存では冷暗所(温度15~20℃、湿度60~70%程度)で、風通しの良い環境で保存する
- 冷蔵保存時はキッチンペーパーや新聞紙で包んで乾燥を防ぐ
- 密閉容器を使用する際は可能な限り空気を抜く
- 保存期間の目安を把握して、早めに使い切る
湿気が多いと傷みやすさやカビの繁殖につながります。冷蔵保存ではキッチンペーパーなどで包むことで、乾燥と余分な湿気を防ぐことが可能です。また、カットやすりおろしをすると保存期間が短くなる可能性があるため、こまめに状態を確認しましょう。
冷凍保存したにんにくは風味や食感が変わる?
冷凍保存することで、風味や食感が若干変わる可能性があります。皮つきのまま冷凍することで、風味の変化を防ぐことが可能です。冷凍したにんにくは、解凍すると水分が出て食感が損なわれる場合があるため、基本的にそのまま調理に使用するのがおすすめです。
\訳ありにんにくがコスパ最強!冷凍でも旨味は一級品/

適切な保存方法でにんにくを長持ちさせよう
本記事では次のような方に向けて、生産者であるgellaのスタッフがにんにくの保存方法について解説しました。
本記事のポイントは次の通りです。
- にんにくの保存方法とそれぞれの特徴を知りたい
- にんにくを保存する具体的な方法や注意点を知りたい
- にんにくを消費するためのレシピや傷みを見分ける方法を知りたい
【本記事のポイント】
- にんにくの常温保存はネットなどに入れて湿気に気を付ける
- 常温では2週間程度保存できる
- にんにくの冷蔵保存はペーパータオルでくるんでチルド室がベスト
- 冷蔵では1~2ヶ月程度保存できる
- にんにくは冷凍保存が可能で長くて6ヶ月ほど保存できる
にんにくは適切に保存することで、おいしさを保てます。
カットしてから保存することで、調理時に手軽に使えて便利です。
また、瓶詰めにすると長期保存が可能なうえに、活用方法も広がります。
記事を参考に、にんにくを良い状態で保存しておいしく召し上がって下さいね。
\訳ありにんにくがコスパ最強!冷凍でも旨味は一級品/
