にんにく栽培は土づくりから!最適な土壌条件と土づくりの5ステップ

にんにく栽培は土づくりから!最適な土壌条件と土づくりの5ステップ

にんにく栽培の大事な要素である土づくり。

にんにくに最適な土壌をつくることで、生育が格段によくなります

本記事では、

  • にんにくに最適な土壌条件を知りたい
  • にんにくの土づくりの具体的な手順を知りたい
  • にんにくの土壌病害と対処法について知りたい

といった方に向けて、「あきたしらかみにんにく」を栽培する株式会社gellaが、にんにくの土壌づくりの基本から具体的なステップまで詳しく解説します。

作物によって最適な土壌は異なるものです。

にんにくに合った土づくりを行うことで、生育がよくなったり病害虫を防いだりして、満足のいく収獲ができるでしょう。

ぜひ本記事を参考に、にんにくの土づくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。

本記事のポイントは次の通りです。

【本記事のポイント】

  • にんにくの土づくりでは「水はけと保水性」「pH値」「団粒構造を作る」といったことがポイントになる
  • にんにくの土づくりには完熟した牛糞堆肥がおすすめ
  • 緑肥や化成肥料も併用することでよりよい土づくりができる
  • にんにくの土づくりは「土壌の現状確認」から「畝づくりとマルチング」までの5ステップでできる
  • にんにく栽培時には土壌病害への対策が必要

それぞれのポイントについて詳しく解説していきますね。

【目次】

丁寧な栽培で作られた安心の国産にんにく

豊かな香りと糖度38.9%の甘みが特徴!
寒地系高級品種「白玉王」を使用

にんにく栽培は土づくりから!最適な土壌条件と土づくりの5ステップ

作物によって理想的な土壌条件は異なります。

にんにくにはどのような土が適しているのでしょうか。

ここでは、にんにくに最適な土壌の条件について解説します

まずはどのような土をつくるべきかおさえて、必要な作業を考えていきましょう。

にんにく栽培では、次のポイントをおさえて土づくりを行います。

各ポイントについて深堀していきましょう。

水はけと保水性のバランスがいい

にんにくの土づくりでは水はけと保水性のバランスは非常に重要です。

水はけのよさと保水性のバランスは、にんにくの生育や病害に大きくかかわってくるためです。

水はけと保水性のバランスがとれることで、

  • 根の健全な成長
  • 根腐れの防止
  • 栄養吸収の促進
  • 微生物活動の活性化
  • 乾燥気味の適度なストレスで品質が向上
  • 病害虫予防

といったメリットがあります。

理想的なバランスは、基本的に排水性がよく余分な水分が速やかに排出される状態です。

後述しますが、「団粒構造」を形成する土づくりをすることで、水はけと保水性を兼ね備えた理想的な土壌が整います。

完熟堆肥や緑肥を使用することで、団粒構造の形成を促すことができ、水はけと保水性の改善につながります。

水はけが悪いと、

  • 過剰な水分で根腐れを起こし、にんにくが枯れる
  • 根が十分に呼吸できず、成長を阻害される
  • 病原菌や害虫が増殖しやすくなり病害のリスクが高まる

といった深刻な事態に陥ることがあります。

gellaの圃場でも水はけの悪い箇所は生育が進まず、茎が細く球が小さいにんにくができたことがあります。

水はけと保水性のバランスを改善することで、にんにくは見違えるように成長することも珍しくありません。

pH値は6.0~6.5の間

酸性やアルカリ性といった土壌の液性を示す「pH値」。

土壌のpH値を適切に保つことも、にんにくの成長を促すために大切です。

にんにくの栽培に適したpH値は6.0~6.5の間

中性からやや酸性よりのpH値を保つことで、肥料の効果を最大限に活かすことが可能です。

pH値が6.0~6.5の状態では、「窒素」「リン酸」「カリウム」といったにんにくの成長に欠かせない栄養素が土壌中に溶け出しやすくなります。

にんにくの根がもっとも効率的に栄養素を吸収できるpH値なのです。

にんにくは特に酸性土壌に弱く、pH値が5.5以下になると生育に悪影響が出るリスクが高まります

また、適切なpH値は土壌微生物の活動を活性化させ、土の質を高める効果も。

土づくりを行う前にpH値を測定して、酸性に偏っている場合は苦土石灰などで値を調整することが大切です。

団粒構造を形成した黒土が最適

にんにく栽培の土づくりでは、「団粒構造」の形成が大切です。

団粒構造とは大小の土の塊がバランスよくでき、適度にすきまがある土の状態のこと。

団粒構造が形成されることで、排水性や保水性のバランスが改善されたり、通気性や保肥性が向上するメリットがあります。

団粒構造のイメージは次の通りです。

団粒構造に対して「単粒構造」という土の状態がありますが、細かい粒がばらばらに離れており、すきまがないことが特徴です。

水はけが悪くなり、にんにくに悪影響を与えます。

単粒構造の土質として「粘土質」「砂質」といったものが挙げられ、濡れるとドロドロになりやすく、乾くとカチカチに硬くなりやすいことが特徴です。

堆肥や緑肥の使用や丁寧な耕耘を意識して、団粒構造の土をつくりましょう。

日当たりが良い

そもそもにんにくの畑を作る場合は、日当たりの良い場所を選ぶことが大切です。

土づくりとは関係がないように思いますが、日当たりの良さは土壌の過湿を防いだり、土壌温度に影響して微生物の活動を助けたりと、間接的に土づくりに効果があります

基本的に日当たりの悪い場所ではにんにくの成長は遅くなり、大きく育たない可能性があります。

日当たりの良い場所を選ぶことで、にんにく自体の光合成も促進されて、病害虫にも強い健康な個体に成長しやすくなるもの。

最低でも半日は日当たりがあることが必要で、できれば日中常に直射日光が当たっていることが望ましいです。

にんにく栽培は土づくりから!最適な土壌条件と土づくりの5ステップ

にんにくの土づくりの際に堆肥や緑肥を使用することで、さまざまなメリットがあります

gellaでも毎年の土づくりに堆肥や緑肥を使っています。

ここでは、土づくりに欠かせない堆肥や緑肥の種類や役割について詳しく解説。

ぜひ参考に、土づくりに取り入れてみてくださいね。

堆肥とは?

堆肥とは、有機物を微生物の力で分解・発酵させたさせたもののことです。

落ち葉やもみ殻、家畜の排泄物などを原料とします。

原料を堆積または撹拌して、微生物によって原型がほとんどなくなるまで分解。

さらに発酵が進み、土壌に良い影響を与える成分が形成され、主に土壌改良や肥料として利用されます

堆肥は分解や発酵の度合いで、「完熟堆肥」と「未熟堆肥」に分けられます。

違いは次の通りです。

熟成度合特徴
完熟堆肥・有機物が十分に分解され、原料の原型が残っていない
・家畜糞など素材の臭いが薄くなり、全体が均一な状態
・土壌改良や地力維持の効果がある
・微生物の活動が落ち着いており、土壌中で安定した活動をする
・作物に対して安全で、養分を適切に供給する
未熟堆肥・有機物の分解が不十分で、原料の原型が残っている
・強い臭いがする
・土壌中の酸素や窒素を大量に消費して作物に悪影響がある場合がある
・アンモニアガスなど有毒なガスを発生する場合がある

未熟堆肥はにんにくに悪影響を及ぼす可能性が高いため、使用するのは完熟堆肥です。

ちなみに未熟堆肥と完熟堆肥を見分けるためには、次のポイントを意識しましょう。

ポイント完熟堆肥未熟堆肥
臭い家畜糞の強い臭いがしない強い臭いが残っている
湿り気手で握ってもほとんど水分が出ない手で握ったときに水が滴ることがある
質感・全体が均一でふかふかした感触
・原料の形状がほとんど残っていない
・割ったときに全体が同じ状態
・塊状になっている
・原料の原型が残っている
・割ったときに色や質感がさまざま
黒褐色、黒色黄色、黄褐色、褐色
堆積中の温度60~70℃50℃以下

堆肥を使うときは上記のポイントに気を付けて、完熟堆肥を使用しましょう。

完熟肥料は肥料を製造・販売している専門業者から購入したり、自分で作ったりして入手できます。

堆肥の種類と役割

堆肥の種類には大きく分けて「植物性堆肥」と「動物性堆肥」があります。

植物性堆肥には、

  • 広葉樹の落ち葉
  • もみ殻
  • 樹皮
  • 稲わら

といったものを使って作られます。

動物性堆肥には、

  • 牛ふん堆肥(にんにく栽培におすすめ)
  • 豚ぷん堆肥
  • 鶏ふん堆肥
  • 馬ふん堆肥

といったものがあります。

にんにくの栽培には特に「牛ふん堆肥」がおすすめです。

牛ふん堆肥には窒素、リン酸、カリウムがバランスよく含まれ、茎葉や根の発育を促します。

また、緩やかな肥料効果も特徴です。

長期間肥料効果が持続するため、栽培期間が長いにんにくに最適といえます。

団粒構造の形成も助け、土壌改良にも効果が高い堆肥です。

堆肥の施肥方法

堆肥は、にんにく植え付け前の土づくりの際に施します。

植え付けのおおよそ1ヵ月前を目安に施肥するとよいでしょう。

施肥の手順は次の通りです。

  1. 苦土石灰で土壌のpH値を調整する
  2. 耕した土に均一に散布する
  3. トラクターやクワで土とよく混ぜる
  4. 適度な水分を保ち分解を促す

牛ふん堆肥であれば、施肥量は一般的には10aあたり2トン程度が目安です。

1㎡あたりに換算すると、2~3㎏です。

牛ふん堆肥は栄養素が豊富に含まれ、過剰施肥はにんにくの生育に悪影響が出る可能性があるため、適量を守って使用しましょう。

緑肥とは?

緑肥とは、植物を肥料として利用する施肥方法です。

新鮮な植物を土壌にすき込むことで、肥料成分として活用できます。

主にイネ科やマメ科の植物が使用され、土づくりにさまざまなメリットがあるため、土壌改良をしたい場合に有効な方法です。

緑肥の種類と役割

緑肥には次のような種類があります。

イネ科ソルゴー
エンバク
ライムギ
マメ科ヘアリーベッジ
クリムソンクローバー
クロタラリア
その他トウモロコシ
ギニアグラス

緑肥として使用される多くの植物が、「成長が早い」「根を深く張る」といった特徴をもちます。

短期間で豊富な有機物を蓄えるため、すき込んだ際に土壌中に豊富な有機物を供給可能です。

また根張りの深さも特徴で、団粒構造の形成によって水はけや通気性の向上も期待できるでしょう。

また「窒素固定能力」をもつ種類も多く、空気中の窒素を農作物が利用可能な形に変換してくれることも特徴です。

にんにく栽培にはソルゴー(ソルガム)が特におすすめ

ソルゴーは生育が旺盛なため、すき込んだ際に豊富な有機物を土壌に供給します。

また、根を深く張って団粒構造を促進する効果も。

また、「根こぶ病」や「イモグサレセンチュウ」といった病害虫を抑制する効果が期待できます

緑肥は農業資材店や園芸店、オンラインショップなどで手軽に購入できるため、土づくりの際にぜひ活用してみましょう。

緑肥の施肥方法

緑肥はにんにくの植え付け2ヶ月ほど前に播種し、成長させます。

播種量は緑肥の種類によって異なりますが、たとえばソルゴーであれば10aあたり6~10㎏程度が一般的です。

植え付けの1ヵ月前あたりに、成長した緑肥をすき込みます

分解された緑肥が土中に有機物を供給し、にんにくの生育を促進。

すき込みから植え付けまで1ヵ月程度期間を空けることで、緑肥の腐熟が進みより豊富な栄養供給が可能になります。

化成肥料との併用も有効

堆肥や緑肥とともに、「一発肥料」といった化成肥料を併用することも理想的な土づくりに有効です。

化成肥料には窒素、リン酸、カリウムといったにんにくの生育に必要な主要な栄養素が含まれています。

窒素葉や根の成長を促す
リン酸鱗片の肥大化を促す
カリウムストレス耐性の向上や光合成の促進をする

化成肥料の特徴として即効性が挙げられます。

堆肥や緑肥は緩やかに効果を発揮するのに対して、化成肥料はにんにくが必要とする栄養素を速やかに供給。

土づくりの際に使用することで、生育初期に必要な栄養素を効率的に吸収できます

元肥として使用する場合は植え付けの1ヵ月ほど前までに散布し、土とよく混ぜましょう。

土壌診断で土中の栄養状態を調べ、施用量を調整することで過剰施用を防げます。

にんにく栽培は土づくりから!最適な土壌条件と土づくりの5ステップ

にんにくの栽培に必要な土づくりのポイントについて解説してきました。

ここからは、にんにくの土づくりの具体的な方法についてお伝えします。

6つのステップに分けて解説するので、ぜひ参考にして最適な土づくりに挑戦してみてくださいね。

ステップ1:土壌の現状確認

土づくりの最初は、土壌の状態を確認することから始めましょう。

JAや肥料などの資材販売店などに土壌診断を依頼(簡易キットもネットで入手可能)し、主に次の項目について調べます。

  • pH値
  • 土壌中の窒素、リン酸、カリウムの含量
  • 有機物含量
  • 排水性

土壌診断を行うことで、pH値の調整や施肥の必要性を把握したり、使用する資材の量を調整したりできます。

基本的な土壌診断には数千円程度の費用がかかりますが、土壌の現状を把握したり、肥料の無駄遣いを防いだりするために実施することがおすすめです。

ステップ2:元肥や苦土石灰を施肥

土づくりに必要な元肥や苦土石灰を、植え付けの1ヵ月前(緑肥は2ヶ月ほど前に播種)までに散布します。

ちなみに土づくりにおける堆肥や化成肥料、苦土石灰の一般的な施肥量は次の通りです。

資材施肥量(10aあたり)
堆肥(牛ふん完熟堆肥)2トン程度
緑肥(ソルゴー)6~10㎏
化成肥料窒素20~25㎏
リン酸20~25㎏
カリウム20~25㎏
苦土石灰40~60㎏

上記はあくまでも標準的な施肥量です。

土壌診断の結果にもとづいて、堆肥や化成肥料、苦土石灰の施肥量を決めて過剰施用に気を付けましょう

ステップ3:土壌の耕耘

元肥や苦土石灰をまいたら、トラクターなどでしっかりと土を耕しましょう。

耕耘することで元肥や苦土石灰が土と均一に混ざり、栄養素が土壌全体に行き渡ります

また、耕耘は土壌改良にもつながる大事な作業です。

耕耘によって団粒構造の形成が促され、通気性や水はけを良くします

基本的にはロータリーなどで耕耘しますが、小規模な栽培の場合は約15cm程度の深さまでクワで耕してもよいでしょう。

ステップ4:硬盤層の破壊で水はけを確保

水はけが特に悪い場合は、硬盤層を破壊することで改善が期待できます

硬盤層とは土壌が圧縮されて固くなった層のことで、水はけや通気性が悪化する原因になるものです。

通常地表から20~30cm程度の深さに形成され、パラソイラーなどを使用して破壊します。

また、根を深く張る緑肥も硬盤層を破壊する手助けとなるでしょう。

小規模な畑であれば、クワやスコップを使って硬盤層を掘り起こすことも可能ですが、労力がかかるためポイントを絞って作業することがおすすめです。

ステップ5:畝づくりとマルチング

土づくりが終わったら、植え付けるための畝づくりとマルチングの作業をします。

畝の高さは10cm以上が望ましいです。

特に水はけの悪い場合は高めに作ることで排水性を向上させられます。

畝の幅は特に決まっていませんが、110cm程度で4条植えに十分な広さをとれるでしょう。

株間は15cm程度確保し、葉や根が広がるスペースを確保します。

通気性をよくすることで病気の予防にも役立つため、株間を狭くし過ぎないよう気を付けましょう。

マルチは黒色のものを使用することで、冬場でも地温を高く保てます。

地域によって植え付けの時期には気温が低くなっている場合もあるため、植え付け前にマルチを張っておくことで土壌温度を安定させ、発芽を促せます

また、雑草を防いだり、土や肥料の流出を防いだりするためにもマルチングはおすすめです。

にんにく栽培は土づくりから!最適な土壌条件と土づくりの5ステップ

本記事では、主ににんにくの土づくりについて解説してきましたが、にんにく栽培全体のスケジュールは次のようになります。

ちなみにgellaの栽培スケジュールなので、地域や品種によって異なる場合があるので、育てたいスケジュールをチェックしてみてくださいね。

にんにくの栽培全体について詳しく解説した記事もあるので、本記事とあわせて参考にしてみてはいかがでしょうか。

にんにく栽培は土づくりから!最適な土壌条件と土づくりの5ステップ

にんにくの栽培で問題になるのが、某現金や真菌、害虫による病害です。

特に水はけや通気性が悪い土壌では病害が発生しやすくなります

にんにくが病気にかかると、成長が阻害されたり、腐敗が進んで枯れたりします。

さらに、周囲の株にも伝染し、収量や品質を大きく落とす結果にもなりかねません

ここでは、にんにく栽培で気を付けるべき主な土壌病害と対策について解説します

にんにく栽培で特に注意が必要な病害には、次のようなものがあります。

病気症状対処法
春腐病
出典:にんにく専門サイト
・主に春から夏にかけて発生
・葉に筋状の病斑が生じ、葉脈に沿って茎の基部まで達する
・葉や茎が黄色くなり、腐敗する
・水分の多い土で菌が広がりやすい
・薬剤を使った防除
・発症した株と土を取り除き、畑の外で処分する
・水はけのいい土づくりをする
さび病
出典:にんにく専門サイト
・主に春と秋に発生
・葉の表面にオレンジ色の斑点が発生
・葉が枯れる
・空気や水によって感染して周囲に広がる
・薬剤を使った防除
・土壌の水はけと保水力の改善
・通気性の確保
・感染した葉を速やかに取り除き、畑の外で処分
葉枯病
出典:にんにく専門サイト
・主に夏に発生
・葉の先端から枯れたようになったり、病斑が出たりする
・高温多湿で発症しやすい
・薬剤を使った殺菌
・水はけをよくして適度に乾燥させる
青かび病
出典:よしだ屋
・萌芽~越冬後、収穫前などに発生
・種球の表面に青緑色のカビが発生し、腐敗が進む
・種球の乾燥不十分や、多湿で発生しやすい
・植え付け前の種子を十分に乾燥させる
・土壌の水はけをよくする
黒腐菌核病
出典:よしだ屋
・主に冬から春に発生
・越冬前後に感染し、根が水浸状に腐敗
・種球に感染した場合、白色のカビや黒色のごま状斑点が見られる
・次第に株全体が枯れる
・土壌の水はけをよくする
・連作を避ける
・種子消毒して植え付ける
・発症した株を早めに抜き取る
・農薬(ベンレートT水和剤20など)を使用する

にんにくがかかる病気の多くが、土壌の水はけの悪さが発症要因のひとつになっています。

薬剤による防除をしたり、発見した際に早めに除去したりすることも大切ですが、土づくりの段階から排水性には十分注意しましょう。

本記事では、にんにく栽培における土づくりのポイントについて解説しました。

にんにくに適した土壌条件を知って、できる限り好ましい環境で栽培しましょう

本記事を参考に土づくりを行うことで、にんにくの生育が順調に進み、品質や収量のアップにつながるでしょう。

ぜひ参考においしいにんにくを育ててみてくださいね。

gellaでは「あきたしらかみにんにく」の販売も行っています

冬の厳しい環境を乗り越えて育ったにんにくは、豊かな風味と甘味が特徴です。

寒地系の優良品種「白玉王」を使用したあきたしらかみにんにくを、ぜひ一度お試しくださいね。

丁寧な栽培で作られた安心の国産にんにく

豊かな香りと糖度38.9%の甘みが特徴!
寒地系高級品種「白玉王」を使用